中等度難聴とともに暮らす私の自己紹介

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はじめまして!
このブログを書いているサチフクと申します。

このブログは、アラフィフ中等度難聴の私が「聞こえにくさ」とどう向き合っているか、エッセイ形式で綴っていくブログとなっています。

日々の暮らしの中で感じたことや悩み、心の動き、試行錯誤などを書いていきます。

中途半端な難聴、中等度難聴者の嘆き

私は両耳45db~50dbくらいの聴力を持つアラフィフで、両耳補聴器を付けています

「聞こえにくい」と一口に言っても、人によって聞こえの状況は全く違います。

「難聴」や「聴覚障害」というと、手話で会話をしていて、ほぼ「無音」の世界に生きている人のことを思い浮かべたりしませんか。

テレビのドラマやニュースで聞こえにくい人は、必ずといっていいほど手話を母語として登場するので、無理もありません。

あるいは、超高齢のおじいちゃんおばあちゃんが「なんだって!?」と聞き返すような、高齢の方をイメージする方もいるでしょう。

でも実際には、聞こえにくい度合もいろいろあるし、聞こえにくい人はお年寄りとは限らない。

難聴者には、年配でもなく、ちょっとは聞こえる「聴覚障害グレーゾーン」の人もいるのです。

私の場合は、音は聞こえるのに「言葉」として拾えないことが多い、中等度難聴という聴力になります。

何かしゃべっているなって聞こえるんだけど、なんて言っているのかが分からないのよね~

● 周囲の雑音があると、会話がほとんど聞き取れない
● 早口や小さな声にはついていけない
● 集団での会話になると、誰が何を言っているのか分からなくなる

このような状況が、職場でも家庭でも頻繁に起こります。

大事なことはなるべく聞き返すようにしているのですが、聞き返すにしても頑張って3回まで。

何度も言い直してもらうことに気が引けて、聞こえていないのに聞こえたふりをして笑ってごまかすクセがついてしまいました。

劣等感、疎外感、孤独感、無力感・・・。

「聞きとりたいのに聞き取れない」
「集団の会話に入りたいのに入れない」

他の難聴者はこんな時どうしているの!?誰か、助けて

他の難聴者の体験談を聞きたいと思っても周りに難聴者の知り合いはいません。

ネットで検索しても軽度・中等度難聴の仕事をしている世代のリアルな話はなかなか見つかりません。

「聞こえにくい」って、なかなか伝わらない

聴覚障碍者手帳を持たない働く難聴者は、健聴者と同じ土俵の職場で生きづらさを抱えている人は多いのではないでしょうか。

聞こえにくいんだけど、聞こえる時もある。
聞こえていないんだけど、聞こえたふりをしているので周りにバレていない。

松葉杖をついたりしているわけではないので、パッと見に分かる障害ではなく、伝わりにくいし伝えても理解してもらいにくいんですよね~。

軽度・中等度難聴の方の中には隠そうと思えば隠せてしまうので「健聴者のフリ」をして生活している人もたくさんいるでしょう。

でも、「健聴者のフリ」には限界がって、できないことはやっぱりできないんですよ。

それを無理に頑張ってやろうとするととても辛いし苦しいんです。

難聴者は鬱などの二次障害も引き起こしやすいと聞きますが、それもうなずけます。

かくいう私も不安障害を抱えていて、いつも聞こえるかどうか不安で、いつも緊張しています。


いち難聴者として私の場合を綴っていく

私は医療従事者ではありません。
補聴器や耳の専門知識を正確に解説することはできません。

けれど、「ひとりの難聴者」として、日々の生活で感じている実体験があります。

たとえば──
● 電車が何らかの影響で停まっていて放送で告知しているけど、何を言っているのか分からない
● 静かな公園で鳥のさえずりを聞いたときの、小さなしあわせを噛みしめたときのこと
● 補聴器を無くしたかと思った時の心臓が口から飛び出そうなほど慌てときのこと

医師でも専門家でもないからこそ届けられる言葉がある。

そうした「小さな経験」を、このブログにそっと置いていきたいと思います。


このブログが目指すもの

もっとしなやかに、軽やかに、今ここにある幸せに気付ける自分でありたい。

「聞こえにくさを頑張って克服する!」というよりも、
「ちょっと笑える日も、落ち込む日も、全部まるごと味わっていく」ような暮らしを目指したい。

このブログは、そんな日々の静かな挑戦の記録です。
どうぞ気軽に読んでいただけたら嬉しいです。

もし共感していただけたり、疑問に思ったりしたことなどがあればお気軽にコメントをいただけるとうれしいです。

どうぞよろしくお願い致します。

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