軽度~中等度難聴の私のお仕事変遷③【目標に向かって挑戦中!】

こんにちは、サチフクです。ご訪問いただきありがとうございます。

今回は難聴であることに引け目を感じ、転職活動で自滅してしまった私がその後どのように過ごしているのかお話していきます。

今までの経緯を読んでいない方は、合わせて「お仕事変遷その①」と「その②」もお読みいただけると嬉しいです。

転職活動に挫折してから早1年半ほど。

挫折当時はとにかく心身ともに絶不調だったので、体調を整えるために生活習慣を見直しながら体質改善していくことに全力を注ぎました。

体質改善に勤しみつつ、「自分がやりたい仕事」、「できる仕事」をゆっくり模索したいところですが、現実問題として収入は必要です。

そこで私が出した結論は、背伸びしないで今できる仕事をしつつ、いずれはきちんと稼げるようにスキマ時間で勉強をしよう!でした。

今は週3ペースで本業をしつつ、他の空いた時間で副業を頑張っています。

私が次に選んだお仕事は物流倉庫のお仕事なのですが、今回はそこでの様子をお話していきますね。

物流倉庫は難聴者におすすめ!メリット・デメリット

転職活動中、コミュニケーションが必要ない仕事などない、ということに気づいた私は耳がよく聞こえないことから一種のパニックを起こしていました。

健聴者の人と同じ土俵で私ができる仕事などない。私は価値がない・・・。

オフィスで働く自分を想像すると、不安で押しつぶされそうになり、動悸で呼吸が苦しくなり、耳鳴りが鳴り響き、生きるだけで精一杯の状態になってしまいました。

このままでは自分がダメになってしまう、という恐怖から転職活動を止めたのですが、収入はやっぱり必要です。

何か自分でもできそうな仕事をしたい、ということでたどり着いたお仕事が物流倉庫のお仕事でした。

藁にもすがる思いで始めた物流倉庫の仕事ですが、これがなかなか良かったのです。

倉庫も色々な倉庫があるかと思いますが、私が所属する倉庫はネットショッピングで注文された商品を出荷させるような倉庫です。

主な仕事としては、「入荷」と「出荷」の2つの区分に分けられ、入荷では入って来た商品を検品し、棚に入れていきます。

出荷では注文が入った商品を棚からピックし、梱包して送り出します。

行う作業が今までの衣料品店舗での仕事と、接客がないだけで、かなり似ていたのですぐに覚えることができました。

もちろん、簡単な単純作業ばかりですので、まったくの未経験でもすぐに習得できます。

就業して約1年半経ち、少し動きが分かってきましたので、物流倉庫で働くことのメリット・デメリットを挙げてみますね。

メリット

  • 耳があまり聞こえなくても問題ない
  • 自分でシフト調整ができる
  • 比較的時給は良い
  • 自由な人間関係
  • 運動になる

デメリット

  • 体が資本なので故障すると働けなくなる可能性あり
  • 仕事が単調でおもしろみがない

あくまでも私が勤務している倉庫の場合の話ですが、参考程度に聞いてください。

【メリット1】耳があまり聞こえなくても問題ない

物流倉庫でのお仕事は聞こえが悪くても働きやすい環境と言えます。

実際に、私が働く倉庫では私以外にも難聴の方がいます。

物流倉庫は難聴者でも働きやすい4つのポイント

  • 基本的には1人でモクモクと作業することが多い
  • 立ち仕事なので、相手に近寄って話をしても不自然ではない
  • お客相手のコミュニケーションがないので大きなトラブルになりにくい
  • 比較的静かな環境

倉庫での仕事は基本的に1人でコツコツ・モクモクと作業することが多いです。

仕事の指示や連絡事項を聞く時は、話す人の近くを陣取れば、大人数に向かって大声で話してくれますので、大体問題ありません。

それ以外の雑談を含めた話をする時も、お互い立っている状態なので、聞き取れない時は自然な形で近寄って聞き直すことができます。

デスクワークですと、話しかけられるたびにいちいち席を立って近寄って聞くのは効率が悪いですし、それができない時もありますよね。

倉庫の中にはお客さんは居ないので、多少聞き取れないことがあったとしても同じ従業員同士の中ですのでカバーできます。

これがお客様相手になると、聞き取れないことによるミスは会社のイメージや信用に関わることもあるので、指導も厳しくなることが多いです。

倉庫では店舗のように店内放送で賑やかな音楽が流れていることもありませんし、工場のような騒音が常にあるわけでもありません。

雑音が比較的少なく、静かですので会話も聞き取りやすいです。

【メリット2】自分でシフト調整ができる

私がこの仕事で一番気に入っているところは、いつ仕事に入るか、シフトを自分で決められるというところです。

店舗で働いていた時は働く時間帯もさまざまで、お休み希望は限られた日数しか出すことができず、シフトは社員がすべて決めていました。

シフト発表も直前になることが多く、ひどい時は明後日の予定も分からないということも。

私が働いている倉庫は勤務時間帯は固定、お休み希望どころか、いつ働くかはすべて自分で決められるのでスケジュールが組みやすいです。

【メリット3】比較的時給は良い

倉庫での仕事は意外と時給が高いところが多いです。

実際、私も前の職場よりも時給がアップしました。

私は1つの倉庫で安定してシフトを入れてもらうレギューラースタッフになっていますが、単発で入れるスポットスタッフになればさらに時給が高くなります。

ただし、スポットの場合はレギュラーが足りない時だけ求人がかかるので、思うように仕事に入れないこともあります。

【メリット4】自由な人間関係

倉庫では人間関係をどのように築くかは、あなた次第で決められます。

基本的には1人でモクモクと作業するので、作業中も休憩中も1人でいても全く浮くことはなく、自分のペースで過ごすことができます。

一方、人と話すことが好きな人であれば、作業の合間や休憩時間などに仲の良い人と雑談を楽しむこともできます。

苦手な人、嫌いな人が居たとしても基本的には1人で作業することが大半なので、1日中ずっと一緒に作業をするというとこもなく、気が楽です。

自分で自由にシフトを組むことができ、出勤するたびに配置も変わります。

いつも同じ人と作業するわけではなく流動的なので、広くドライな関係を楽しく築くことができます。

【メリット5】運動になる

倉庫での仕事はかなり歩き回るので運動になります。

特にピックの仕事は広い倉庫内を何度も行ったり来たりするため、1日1万歩は当たり前のように超えます。

私の場合、1万5千歩くらいが平均で、多い時は3万歩弱までいくことも。

ただ、梱包や検品など、配置によっては動き回らないこともあるので、必ず毎回たくさん歩くというわけではありません。

【デメリット1】体が資本なので故障すると働けなくなる可能性あり

逆に、倉庫で働くことのデメリットは身体を壊すと働けなくなる可能性があるということです。

私は入社してから1度ぎっくり腰をやり、1週間近く仕事を休みました。

また、プライベートでひどい足の捻挫をしてしまい、完治しないまま仕事で歩き回っていたので、半年ほど痛みで辛い思いをしながら働いていたこともあります。

身体を使う仕事なので、身体を壊してしまうと働き続けることが難しくなるのでそこは注意が必要です。

【デメリット2】仕事が単調でおもしろみがない

デメリット2つ目は、仕事が単調でおもしろみがないと感じる人もいる、ということです。

私の倉庫ではピックなら1日ピック、梱包なら1日梱包、ということが多いです。

作業自体はとても簡単なのですが、同じ作業を永遠と繰り返していると「飽きて」しまうんですよね。

人によっては「ロボットになったみたい」と感じる人もいるでしょう。

単調な作業ではありますが、スピードが求められますので、集中力が落ちてくるとミスをしてしまいがちです。

単調でおもしろみがないというデメリットについては、ある程度割り切りが必要かなと思います。

倉庫での仕事は勤務している時間だけ頑張れば、プライベートな時間にまで引きずることはありません。

仕事が終わった後まで仕事のことを考える必要もありませんし、人間関係で引きずることもありません。

倉庫に働きに来ている人の中には、資格取得など、他に目指しているものがありながら働いている人も多いようです。

仕事の合間にストレッチや人と話すことで気分転換を図りながら、割り切って仕事をすると良いと思います。

物流事務という仕事もある

倉庫に入社してしばらくして、物流事務という仕事があることを知り、現在私は同じ倉庫で事務をしています。

物流事務は倉庫内で発生するさまざまなエラーを解消していく仕事です。

間違った商品が入荷してきた、間違った商品をピックしてしまった、汚損品・破損品ががある、などのトラブル対応をしていく仕事です。

物流事務はパソコンの前に座りつつも、立って作業することもあり、私にとっては立ったり座ったりができる理想の働き方です。

また、電話がないところも嬉しいポイントです。

とはいえ、通常の作業系の仕事よりは会話をすることも増え、机越しの会話がやはり困難で、困ることもあります。

生活基盤を確保しつつ在宅ワークを目指して挑戦中!

倉庫で働くようになって約1年半。現在、概ね満足しています。

入社する前は正直、倉庫で働くことにあまり良いイメージを持っていませんでした。

暗くて、暑くて、寒くて、汚い環境だったらイヤだな~

なんていうイメージを持っていたのですが、新しい倉庫なのでキレイで冷暖房も整っており、環境は悪くはないです。

また、働く人も20代から60代くらいまで幅広い世代がおり、意外と私のような主婦層が多いです。

倉庫で働いている人は、穏やかで優しい人が多い印象です。

物流倉庫での仕事は概ね満足しているのですが、それでもやはりある程度の体力は必要で、身体の故障があるときついです。

年を取っても、耳が悪くても続けられる仕事はないだろうかと考えて行きついたのが在宅ワークでした。

まとめ

転職活動に挫折した時、私は自分にできる仕事はないと、悲観していました。

まずはメンタルや体調を整えるため、とりあえずの気持ちで入社した倉庫でのお仕事が意外と自分に合っていたため、現在に至ります。

しかし、身体を使う系の仕事は身体が故障した時、年をとった時にキツイです。

現在私が出した結論としては、今できる仕事を頑張りつつ、いつか本業で在宅ワークができるようにスキルアップする、です。

どんな在宅ワークができるように取り組んでいるのか、また別の機会に書きますね。

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